58h Annual Meething of Japanese Association of Pathography

第59回病跡学会総会のご案内


 このたび第59回日本病跡学会総会を開催する運びとなりました。
 今回は「パトグラフィーの越境」というテーマを設定しました。病跡学は精神医学の中にあって、文芸、芸術、哲学、自然科学、社会学、歴史学など、他の学 問と多様な接点をもつ領域です。最も多くの窓をもつといってもよいでしょう。テーマの選定にあたっては、他の学問領域から多くを学ぶとともに、病跡学の側 からも一定の貢献ができるようにという願いをこめました。
 特別講演には岡崎乾二郎先生をお招きします。岡崎先生は造形作家として活躍中ですが、批評家としても活動され、柄谷行人や浅田彰も一目置く存在です。ま た、ランチョンセミナーには中田力先生をお呼びしました。中田先生は脳外科医であるとともに、脳画像研究における世界的権威として、日本人の次のノーベル 賞候補の一人にも挙げられています。天才研究についての著作も多数あります。
 シンポジウムではウィトゲンシュタインを取り上げます。これは、病跡学そして精神医学の基本は、事例への徹底的な没入であるという私の信念に基づくもの です。福本修、津田均の両氏が精神医学の観点から切り込むとともに、永井均先生が哲学プロパーの立場から参加されます。どのような対話が結ばれるか、ある いはディスコミュニケーションが起こるか、楽しみにしております。
 なお、私が所属する東京藝術大学保健管理センターは、常勤スタッフが所長と私の二人だけという手狭な所帯です。学会の準備と設営には、私の仲間が手を貸 してくれますが、人的・物的に大きな制約のもとで行わざるをえません。開催にあたっては、参加者にご不便をかけることは必定ですが、どうかご理解をたまわ りますよう、お願い申し上げます。
 皆さまのご指導、ご助力のもと、実り多い学術集会にしたいと願っております。多くの方々のご参加を期待しております。

第59回日本病跡学会総会 会長 内海 健(東京藝術大学保健管理センター)
               実行委員長 布施木誠(帝京平成大学大学院) 

基調テーマ:「パトグラフィーの越境」
開催日:2012年6月23日(土)・24日(日)
会 場:東京藝術大学(上野校地)音楽学部5-109号教室
内 容:特別講演 岡崎乾二郎(造形作家・批評家・近畿大学国際人文科学研究所教授、副所長)
    会長講演 内海 健
    シンポジウム 「ウィトゲンシュタインをめぐって」 司会 加藤 敏・野家啓一
      永井 均(日本大学文理学部)
      福本 修(恵泉女学園大学人文学部)
      津田 均(名古屋大学学生相談総合センター)
    ランチョンセミナー 中田力(新潟大学脳研究所・統合脳機能研究センター長、
                   カリフォルニア大学脳神経学教授)
    一般演題
参加費:8000円 (学生4000円)(予定)
    懇親会費 4000円(予定)
精神神経学会専門医ポイント認定 4時間30点(C群)(予定)
演題募集:A4一枚の発表要旨を作成し、2012年2月末日までにメールにてご送信ください。
      送信先 pathography2012@gmail.com 
         メールで応募できない方は、事務局までご連絡ください。
          発表要旨の作成要綱:A4用紙に余白を上下左右3cmとってください。タイトル、発表者名(複数の場合、口演者の名前の前に○を付ける)、所属を上から 8cmまでに記載してください。要旨本文は1,200以内、Word形式で保存してください。
発表形式:発表は口演のみです。スライドはPower Point 2003、OSはWindowsをご使用ください。

    連絡先:第59回日本病跡学会事務局 (演題応募以外はFAXをご利用ください)
         〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学保健管理センター
                    Fax : 050-5525-2534 事務局担当:内海 健

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